目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

台風

台風24号が通過した。とても強い台風とわかっていたのですぐ避難出来るように準備して、家屋倒壊も予想していたが、風向きに救われて無事、免れた先の地震や豪雨の発生時にも被害のあった方にどうか、踏ん張って下さいと念じるしかなかった自分は台風から免…

回顧29

回復期病棟の残りの5日間も普段通りだった☺駐車場から中庭の散歩に出て、「ずいぶん風が冷たくなったね。梅雨から夏も秋もここで、楽しく出来たね来年はおうちで楽しくしようねお正月、絶対、おうちに帰ろうね✨」と声をかけると母は穏やかな表情で左手には…

回顧28

11月半ば、介護認定員との面談☺ これまで要支援2だった。今後の要介護度でサービス内容や費用が変わるので、ありのままを見てもらおうと臨んだが、その日は、声かけても手を握っても母の反応がなく、いつもと違う看護師さんを呼び、バイタルとってもらい、病…

回顧27

咳は残っているが、少しずつ日常に戻っていく⌚一週間ぶりの経鼻経管栄養が始まったが異常なく、リハビリは、ベッド上のストレッチ。久々に♿に移るとひどくむせて、アゴが外れやすくなっていたそれでも少しずつ♿の時間を増やし二週間後は散歩再開まで回復した…

回顧26

カンファレンスの2日後、介護施設を訪問。回復期病院で同室だったHさんが入所されたと聞き、娘と二人で面会に伺った そこは、私の自宅からで5分の近さで、開業されたばかりのショートステイだった。車道からは奥まった静かな環境と、シンプルで木目調のあ…

回顧25

4回目のカンファレンス。 ずっと前から、私は、日中にはフリーでいられるように夕方からのパート勤務だった。それを続けられるようにと支援策を提案してもらう。 その中で私に最も負担なく、長く続けられると直感したのが、ショートステイ利用だった。 私も…

回顧24

母が30分だけの帰宅を叶えた日から、自宅のアチコチに、在宅介護のシミュレーションが浮かび、わくわくした 気候がいい秋祭の時期で、殆ど毎日、病院の敷地を散歩した♿ 季節外れの桜もあり、話題は豊富機会をみて、端座位訓練に張り切る私に、リハビリの先生…

回顧23

家庭訪問当日真っ青な空に爽やかな風の、とてもいい天気だった☀大きなリクライニング♿が入れるように、出来るだけ物を片付け、母が頼っていた廊下の手すりも外して母の帰りを待った4か月前。救急隊に運ばれる母の姿を思い返しながら、玄関を大きく開けて道路…

回顧22

金木犀の香りが漂う10月初め。いよいよ家庭訪問が目前になった☺ソーシャルワーカーさんの計らいで、「安定維持しているお母さんも、病院の送迎車を借りて一緒に帰りましょう」と なって、嬉しさが込み上げ何かしていないと落ち着かない私は、母の鏡台を磨い…

回顧21

♿に乗っている母の右腕が肘掛けからずり落ちたり、逆に身体と肘掛けに挟まったりで痛々しく見えたので、ぬいぐるみを使い、右腕が自然な形でおさまるようにしたうん、母の表情も和らいだかわいいぬいぐるみに気付いたスタッフさんにも苦言なく『こうしてあけ…

回顧20

秋分の日が近い週末は心地好い風があって、行楽日和🍇リハビリもお休みなので、母と私と娘の三人で病院の玄関から中庭までお散歩👣♿👣ベンチに腰かけ、ありあわせで作ってきたお弁当を広げる🍙😋 母にも「一緒に食べようねぇ」と、口元に玉子焼きを運ぶ鼻がピクピクし…

回顧19

9月半ば、三回目のカンファレンス。 在宅介護の意志を強く伝え、それに基づいた具体的な準備が始まる 先ず、在宅介護可能な家屋敷地か、改修の必要性を確認するための家庭訪問日程が決まった そして、現在の、経鼻経管栄養を胃ろう管理に移行することも決ま…

PEG

数日前から依頼していた二輪の修理。 やっと今日、業者が取りにきてくれた😃その方は、「親父が他界したばかりで、法要続きだった。やっと仕事に集中出来るまでになった。」と言われた。 胃ろう造設後、市内の長期療養病院で五年間寝たきりだったそう。お父様…

回顧18

隣のベッドの方は脊柱湾狭窄症でリハビリ入院の60代女性で頭脳明晰だった。私が不在時の母様子を教えてくれるようになり、仲良くなった。その電動♿を上手に操るHさんと玄関先まで一緒に散歩も出来たHさんも外の風に当たりたかったと晴れやかな表情。他人を介…

回顧17

ある日、甘いはずの棒付きキャンディぶどう味を舌で押し出すようになったあれ⁉と口の中を覗くと口内炎が出来ていた。そっか、しみて痛いんだね、当たって痛いんだねと声をかけ、口腔ケアだけの数日間。口内炎が消えて、ガーゼで巻いたマンゴーを口に入れてあ…

回顧16

母が赤ちゃんのようになって90日の頃はとても反応がよかった✨右手両足の麻痺は大きいままだったが、左手にグミボールを持たせると口に運ぶ仕草や人の動きを目で追う追視が頻繁になり、面会に来てくれた友人に「ずいぶん元気になったねよく頑張ってるのがわか…

回顧15

2回目カンファレンスの数日後には、オムツ交換と更衣にも関わらせてもらえた😌それまでは 流れ作業的にヘルパーさんがカーテンを閉め、私は廊下で待っていながら、耳を澄まして朗らかな声かけや衣擦れの音で様子を探っていたが、顔馴染みになったヘルパーさん…

回顧14

転院して8週目の頃、母も私も環境に慣れ、母の左手は以前より活発になっていた。 経鼻経管栄養のチューブに違和感を感じ始めたのか、時々大きく顔の前で左手を振り、チューブが抜けそうだった そんな時、私の左手と母の左手を組むと指相撲をしてくれた ガッ…