目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

回顧227【手動式】

先生からの推奨と看護師の協力もあって、外の散歩が続いた☺ そこで、師長さんから外出時の痰吸引についての説明があった。 「現在は病室のベッドサイド備え付けの吸引器で練習されていますが、外出には携帯用吸引器を購入する必要があります。それは基本的に…

回顧226【練習】

2016年6月半ば 私が母の病室に居る間は、担当看護師の指導で積極的に吸引の練習をさせてもらえる。 母も上手に咳をして、痰が上がってくるので恐る恐るチューブを挿入することもない。 酸素が下がった時などは看護師が素早く施してくれるので焦らず練習か出…

回顧225【吸引】

6月☔☔ 退院に向けて、主治医からの病状説明 これまでのように自宅で過ごしたり、家族と出かけるには私が痰吸引を習得することが必要であり、母自身も離床やリハビリ、外出練習も充分にやってほしいと積極的な話が出来た☺️個室に移ってから心電図モニターが…

回顧224【節目】

通院口腔リハビリで教わった口腔リハを続けると、少しずつ舌の動きも出てきた 瞼は閉じたままだが触れるとピクピク反応がある焦らずやっていこう 酸素低下のアラームが鳴っても、看護師さんが吸引に来る前に自分で咳をして数値が戻ることが増えた☺️今まで不…

回顧223【真意】

なんとなく、噛み合わないまま話し合いは終わった「節目は作れた?」「しこりは消えた?」と自問自答しながら席を立つ。ある人の助言のように、相手に落ち度がある場合や、憤りや不満の代償はで償ってもらうしかないのか?……いや、そうではない。今まで母が…

回顧222

意識表示がほとんど出来なくなり、呼吸も乱れる母は、痰吸引が増えた。 この状況ではショートステイに戻れない。その場合を想定し、ケアマネさんと多機能ホームの見学に行く。 車で10分程、住宅地の一角にあるそのホームは♿での移動には狭いと感じるが、民家…

回顧221【交錯】

説明を聞いて、家族に伝えるのが辛かった しかし、一番辛いのは母だ。 母の辛さを軽くするために、現実を受け入れて今後に希望を持っていようと話し合ったその翌日、普段通りの明るい挨拶で病室へ入ると、母は酸素マスクから鼻のチューブに変わっていたアラ…