目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

回顧59【日常】

週に一度の口腔リハビリ通院母は話せないけど、声を聞かせたくて…… すぐ傍の、昔馴染みでもある公園を散歩したり、利用者の皆さんのラベンダー畑のバスハイクに自家用車で同行したり、自宅に日帰りして、家族とBBQしたりと、言語聴覚士の先生に報告する先生…

回顧58

連休明けて定期受診 私だけでの往復に看護師さんも半信半疑だが、日焼けした母を見て、「お出かけも頻繁な様子で安心しました」と言って下さる体重増加傾向なので、栄養量が調整された。今後の暑さ対策で、水分補給の指導もあった。その旨、ショートステイの…

回顧57【ピクニック】

映画の翌日も晴天☀️ 母の体調も良いので兄達も一緒に近くのにピクニック有り合わせでお弁当を作り、母の胃ろうセットも準備万端 昨日見たお姫さま抱っこで思い立ち、母をスロープ車輛の助手席に乗せてもらう。何年も見てきた母の横顔だが、こんなに熱い思い…

回顧56【映画鑑賞】

2012年、GW 他県で暮らしている甥が母に会いに来てくれた☺️「正月よりずいぶん元気になったね」と話しかけている✨しっかり手を握りあい、手で会話しているようだ甥は足が弱ってきた母にさりげなく手を貸す優しさがあった✨社会人になっても、その優しさは変わ…

回顧55【目に入れても痛くない】

翌日は雨も上がった️ オムツ交換は、ベッドサイドに構えて母の身体を私の方に向け、左手で上半身を支え右手で洗浄後に清拭。ズボンを穿かせると同時にシーツのしわを伸ばし、母の背に腕を差し込み、全体的に軽くほぐして枕を整える楽しい介護ベッドの足元を…

回顧54【商業施設】

2012年4月下旬、庭のスロープ完成✨ 二泊三日の在宅介護のため、母を迎えに行く。雨だったが玄関先まで乗り付けられるのでとてもスムーズに出入り出来るようになった娘が帰宅して、日常ケアにはすっかり慣れている私達は思い立ち、片道40分の商業施設へ出掛け…

回顧53【住宅改修費用補助】

玄関までのスロープ工事が始まった✨ 介護保険を利用するため、申請書類に時間がかかったが、やっと実現する✨ 歩くには問題ない地面も、♿には危険と査定された。ケアマネさんやソーシャルワーカーさんの口添えもあったおかげだ 朝から古いコンクリートが機械…

回顧52【家族写真】

何軒かの写真館を訪ね、母のリクライニング♿でも、難なく入れるところを見つけ、事情を話すと、快く引き受けて下さった✨体調が急変したら来れないこと、撮影に応じて動けないことなど、了承頂き、一週間後に予約出来た それから母に似合う和服を選ぶ 元気な…

介護の日

明日、大分市で『遷延性意識障害者家族の会。九州つくし』主催の講演会開催と新聞で知った。 もっと早く知っていたら、仕事を休んででも参加してみたかった。 今年の春まで強く生きてくれた母が、遷延性意識障害者だったが、このような会があることは全く知…

回顧51【行動範囲】

スロープ車輛での、ブレーキのかけ方や道路の凸凹の避け方など、少しずつ慣れて、母と私の行動範囲が広がった 日中にはショートステイから自宅に連れ帰り、庭先でご近所さんと接したり、縁側で日向ぼっこしながらアルバムを開いたり 夕方、施設へ送り届ける…

回顧50【福祉車輛】

3月半ば、納車 営業マンからスロープ車輛のウィンチ操作を教わり、ワクワクして母を迎えに行く ワクワクで操作が頭に入ってない私と違い、娘が、きちんとウィンチ操作を覚えてくれていたおかげでスムーズに母も初めての乗車最初の目的は父のお墓へ 3人一緒…

回顧49

2012年3月11日。 一年前は、凄まじい津波の映像に母と一緒に涙した。まさか、地震が……まさか津波が襲うなんて……と驚きと気の毒と無力さにじっと涙するばかりだったね。 あの時は、まさか、お母さんが植物人間になるとは想像もしてなかったね、お母さん。毎年…