目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

回顧220【説明】

衝撃を受けた翌日。 介護職員から聞いた経緯を、主治医のT先生に冷静に伝わるようにメモに記し、看護師さんに預けた。 午前中の外来診療を終えてT先生が訪室され、「変更した抗生剤の効果が見られ、熱は下がりました。バイタルも安定傾向です。そして…メモを…

回顧219

入院4日目 主治医のT先生が「高熱の原因が特定出来ず申し訳ありません。効果を期待して抗生剤を変更しました。」と知らせてくれ、その素直な表現にとても救われる思いがした先生が手を尽くしてくれている。 母が生きようと頑張っている。 その姿勢が伝わる…

回顧218【目が開かなくなった編】

入院2日目 40℃の熱も下がらす、酸素濃度低下のアラームがしょっちゅう鳴っている。 まだ息が荒く、とてもきつそうなお母さんだが、昨日の無反応と違い、肩や頭を撫でると、瞼に反応がある✨こそばゆいのか、ピリピリするのかはわからないが反応があることに感…

回顧217【絶句……】

水曜の朝。 こんな時間のは、母の異変だと直感する。 ショートステイから発熱の知らせだった。 すぐに母のもとへ駆けつける。ベッドに居る母の表情があまりにも変わり果てて絶句する……。 こんなに土気色になるほどきつそうで、なんの反応もなくて… 異変の時…

回顧216【手を見る】

翌日は入浴♨️ バイタルは異常ないが、真っ赤な手のひらには指先に斑点も出現してきて心配だ。 明日は通院口腔リハビリなのでしっかり診てもらおうと、その日はショートステイの一室で静かに過ごすその火曜日は朝から暑かった☀️ N病院の通院では、海に寄り道…

回顧215

初夏の日曜日 庭の紫陽花がひとつ咲いている 母と一緒に見たくなり、迎えに行く ベッドから♿に移る前にストレッチをしようねと声をかけ、いつものように、右足からほぐしていく。さて、唯一動く左腕をほぐそうと手のひらに触れた瞬間、熱さを感じた。 手のひ…

回顧214【福岡空港✈️】

2016年5月中旬 朝日が注ぐ部屋のベッドで待っている母を迎えに行く ドライブ日和、青空の下、兄も嬉しそうに運転してくれる ショートステイの職員さんの協力もあって無事、9時に出発 福岡空港までの道のりはひどく揺れない運転が心地よく、母もずっと穏やか…