目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

回顧270

クリスマス🎄もあっという間に過ぎてしまった。
四季の行事は心の節目なんだとつくづく感じた😌ダメ元で「お正月は家族も揃うし、人手があるから外出させてほしい」と病棟看護師に申し出た。担当医と話す機会もなく、伝わったのかさえわからない。
翌日、もどかしい気持ちで面会に行くと、血液検査の結果が「低栄養状態」と知らされ、愕然とした。低栄養……。1日3回の経管栄養が2回になったから?ラコールから代替流動食に変わったから?…栄養不足は褥瘡の要因だからと、丁寧に栄養管理してもらったのに、たった2週間でこの変化…😞😞このまま褥瘡なぞ発症したら母に申し訳ない一心で、「低栄養状態とわかった以上は栄養補給をしていただけますよね?」とナースステーションで尋ねてみた。
ナースは「一応、結果をお知らせしただけです。」とモゴモゴ言う。どう納得していいのか困っていると別のスタッフからは「ああいう患者さんにはよくあることです」と言われ、訴えは届かないのか…と虚無感を持ってしまう。
そして翌日、「深夜に酸素低下になり、3㍑補給してます」と知らされた。
外出の返事ももらえない内に色んな乱調が起きて、混乱気味だった。
更に、次の夜には「発熱あるので抗生剤の点滴を始めます」と電話連絡があった。面会は不可能な時間。ただ、祈るしかない。
急変の連絡はなく、軽い睡眠しか取れないまま、面会に行く準備をしていると病院からの電話。「深夜、呼吸が安定せず、人工呼吸器を付けました。」と師長からの連絡だった。
担当医の判断だから、それは理解出来る。
ただ、人工呼吸器装着の前には連絡をもらうようにとお願いしてたのが実行されず、項垂れるだけだった。信頼構築を目指していたが、この四日間で大きく崩れていく感覚。
いろんな後悔が交錯して、母と顔を合わせることが出来ず丸一日泣いた。

そして、大晦日📅
気を取り直して面会に行く。真新しい人工呼吸器に支えられて、すやすやと休んでいる母に「家に帰るのはもう少し先になるけど、ちゃんと、家族仲良く新年を迎えるから安心してね😊」と声をかけた。来年も「笑う門には福来る」だ❗😁