目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

回顧165【多臓器不全】

翌日。ショートステイからの連絡は何もなかったが、とにかく気になるので早めに訪問させてもらった。「夜間もよくお休みになられていました☺」と報告を受け、母に「具合はどんな⤴⤴😌」と声をかけて手を握る。握り返す反応も指先の動きもない。眉に触れてみても瞼がピクピクする気配もない。
ジーっと様子を見ていると、大きな深ーい呼吸と微弱な呼吸を一定のリズムで繰り返しているようだ。
やはり、いつもと違う。
オキシメーターの脈拍も30~40の数字。
「もうすぐお風呂の順ですよ😃」と知らせてくれた職員さんに「気になることがあるから主治医に相談してきます。お風呂は連絡するまで待って下さい。」と頼んでかかりつけ🏥へ急いだ🚗💨
受付で問診票に今朝の様子を手短に記入し提出するとT先生から「お母様をすぐ連れて来て下さい。」と指示があり、施設に入浴ではなく、診察の準備をしてくださいと連絡を入れて迎えに行く。
施設から病院までの往復約30分。
色んなことを考えたがとにかく「お母さん、がんばれー‼️」と呟くばかりだった。

診察室前に母と到着すると、看護師さんが血圧測定に来られた。でも、手首で脈をとろうとされた瞬間、看護師さんは「ここから動かないで下さいね」と言い残してすごい勢いで診察室へ入っていかれた。
すぐに戻ってきた看護師さんが、「救急室で対応します。一緒に移動しましょう。」と導いて下さった。よくわからずに、救急室前の廊下で暫く待っていると、T先生が来られた。「今の段階で心不全、腎不全、肺炎、胸水が確認出来ます。今日、治療出来て本当によかったです❗ただ、心拍がとても弱くなっていて、呼吸器装着の可能性もあります。ご承諾いただけますか?」と言われた。迷わず承諾し、昨日からの様子を細かく記したメモを渡すと、先生はすぐ読んで「役立ちます❗」と言ってくれた。
カリウム血症と高ナトリウム血症も併発してるようなことだったが、あとから駆けつけた兄に経緯を話していたら頭の中が整理出来ず、「多臓器不全ってことだろう。」と受け入れた。

救急室から出てきた母は沢山の点滴やモニターや酸素がついて、重症者だ。病棟の観察室に移動し、治療開始。
今朝の呼吸は「チェーンストークス呼吸」😓

相談に来てよかった😂😂