目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

回顧262【人工呼吸器】

2016年11月下旬🍁

慢性呼吸不全に対応可能な、県内唯一の病院への転院が心の大半を占めるようになった。

どうにかして在宅医療を実現したいと願ってきたが、その病院で母が安定していられるなら家族のQOLは保たれると考え始めた頃、ソーシャルワーカーの計らいで見学させてもらうことになった☺

自宅から🚙で約45分。想像以上に遠い。

受付で名乗るとソーシャルワーカーがすぐ来られ、挨拶をし、早速面談に入る。
私からは母の現状、今までやってきたこと、これからやりたいことを伝え、「なるべく希望に沿えるよう尽力します」とSWからの言葉があり、ひと安心😊

その後、病棟師長と院内を見学。
病棟は明るく行き届いた衛生管理も感じる。
これまで、『人工呼吸器』を何度も考えたものの、実物を知らず、ベッドから一切動けなくなるものと思っていた。だが、その見学中、数人の患者さんが人工呼吸器を装着されてると聞き、驚いた👀‼️大部屋の病室で普通に稼働しているのが人工呼吸器‼️そして、廊下から見下ろす中庭には、♿の高齢者が携帯用人工呼吸器で家族と散歩しているのが見えた👀‼
「ここなら、散歩を諦めなくていいんだ‼」と嬉しくなった✨

療養病床での急変治療は、何度聞いても理解し難い。
それでも、ここで出会う医師の手腕を信じれば納得出来るはず、と自分を説得😌

見学して帰途に就く時は、清々しかった😊