目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

回顧236【療養型病院①】

自宅を出て、山に挟まれた道路を🚙で30分弱の病院へ。名前は知っていたが、訪れたのは初めて。「ここにお母さんが転院したら…」とシミュレーションしつつ院内へ。受付で見学希望を申し出ると、まもなく師長さんが来られ、快く応対して下さった。診察室や検査室を回り、病棟も案内していただけることになった。ちょうど患者さんの入浴の時間で、はつらつとした職員さんの声や姿が頼もしい。逆に、患者さんの声と姿は静かで…いわゆる、寝たきりの方がほとんどなのだろう…。精神的にキツくなった。天井の低い、視野のほとんどが灰色に見えてしまう病棟をどう、受け入れればいいのかわからない。一通りの見学が済み、待合室に腰掛け、入院案内を見ながらいくつか質問されてもらう。良好な体調を維持するために経管栄養は現在と同じラコールを使ってもらえるのか、急変時の対応はどうなるか、離床や面会などを尋ねる。医療用医薬品のラコールは使えず、食品扱いの経管栄養が使用されること、夜間や休日は手薄なので急変対応が困難なこと、離床も他の患者さんとの関係で希望通りは難しいこと…説明を聞いても納得には程遠く、消化不良のまま帰ってきた。

気を取り直して、母のもとへ向かう🚙💨
今日の担当は男性ナースだ。口中の痰を吸引だけより奥の痰を吸引出来た方が外出時も安定するのではと提案され、鼻からの吸引を教えてもらうことになった😌
吸引は、避けれるなら避けたい。
でも、酸素が届かなくなるのは命取り。
とにかく母の負担が最小限になるように吸引の手技を上手くなろう‼️それが在宅医療にもつながる…と気合いが入った💪