目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

回顧267

転院先のJ病院に到着し、付き添って下さったK病院の師長さんとの挨拶もそこそこに入院手続きが始まった。母は先に病棟へ連れられ、私が荷物を運び込む時には大部屋の窓際のベッドに休んでいる。酸素モニターもなく、すっかり安定しているように見える😄
母に、疲れていないか、ベッドの違いはわかるかと話しかけていると、「担当医師から説明があります」と看護師さんから呼ばれた。
脳外科医からレントゲン写真を見ながらの説明だった。
①日常的な栄養管理とバイタルチェック、現状維持のリハビリを行う。
②急変時の対応として酸素低下には人工呼吸器を装着する、装着に当たって大きな処置は不要。
③心臓マッサージは行わない。急変の連絡をしますが、家族が到着するまで生かすことはしない。既に心臓は弱っているから覚悟しておくように。
………と。わかりきっていた内容だが、あらためて、事務的な言葉が、遠く離れた場所から聞こえてくるようで、すっかり意気消沈…。

それでも、母の傍では明るくいよう。
とにかく、慣れなくては…。

母の手足をさすっていたら、あっとゆーまに面会時間終了の20時。「また、明日ね😌」と母に声をかけ病室を出る。
外は真っ暗。母を残して帰るのが辛い。
それでも、慣れるまで、頑張らなくては❗