目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

回顧266【転院】

転院二日前。
K病院での日常を思う存分に味わった☺️吸引と注入、院内散歩♿、日向ぼっこ、患者さんと世間話、ガタンゴトン🚃の電車も眺めた…。1日、思い残すことなく楽しめた😊
平常心のままここを去っていきたい。

転院前日。入浴🛁母はバイタルも安定していて、ツルツル、ぴかぴか✨「明日はいよいよお引っ越し😌長く車に乗るからぐっすり休んでね😄」と声をかけた☺️

当日。晴れ。
昼前に、荷物をまとめ、支払いを済ませる。
親しくなった看護師が挨拶に来てくれる。
担当ナースが、お白湯の注入と痰の吸引をさせてくれる。
ここで教わったことをこれからも活かそう。

午後、母がストレッチャーに移り病棟を出る。フツーに挨拶をして平常心を保っていたが、主治医のT先生がわざわざ見送りに来て下さったのがわかった瞬間、ダム決壊😭😢
卒業式の心境に似ているが、それ以上に命を救ってもらったことと、深い理解への感謝が込み上げる😢そして、もう、頼れない心細さが沸いてきて、深々と頭を下げるしか出来なかった😢

母は師長さんの付き添いで病院の🚙に乗車。私は自分の🚙で♿や着替え、タオルなどの荷物を載せ追従していく。
ひとりでずーっと泣いていた。
泣いても何も変わらないのに、泣いた。

J病院に到着。
これから過ごすこの場所に慣れるしかない。