回顧13
母の入院先からの電話。様々な覚悟を持って
通話ボタンを押す。きっと、家族が入院した
経験のある方なら同じような緊張をわかって
もらえるだろう。
「多めの血便があり、すぐ検査をします。
結果説明があるのでなるべく早く来て下さい」
と言われ、母の元へ急ぐ🚗💨
20分程の道のりをひたすら神様仏様ご先祖様
と呪文のように祈りながら向かった🚗💨
暫く廊下で待っていると検査担当の先生が
来られ、深呼吸して結果を聞く。
……『痔』です。処置もすみましたよ、
と明るい声。私は安堵の涙をゴシゴシ拭いて
母の傍へ行くと顔が紅潮している。
処置が辛かったようで、看護師の手をきつく
掴んでいたらしい。ふりほどかずにいてくれた
看護師さん、ありがとうございました😌
素早い処置の先生、ありがとうございました😌
お母さん、よく耐えたね、ありがとう😌
在宅介護を目指す私には、いい勉強になった。
もし、無知のままの私なら自宅での出血に
パニックだったろう。
翌日にはリクライニング♿で院内を散歩して、
穏やかな表情の母と『昨日はあんなに力強い左
手も今日は上品にそよそよしてるねえ』と会話
が弾んだ真夏の出来事を思い出す🍧