目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

回顧7

『大変』でも、冷静に、朗らかに過ごすのを目標に決め、個室の母に会いに行く🚪

昏睡から目覚めた母は、左手の動きが活発で、表情穏やかな時は左手もそよ風のようにひらひら振っている😃何らかの不快感のある時は激しく額を掻いたり、ベッド柵を強く揺らすこともあった。

その日は、梅雨の合間の晴れた日で朝から日照りが強かった。「おはよー‼今日は暑いよ😲」と声をかけながら母に近付くと、左手を激しく振っていて、顔は赤く息が荒い。すぐに手を握り頬に触れると熱く汗ばんでいる。
室内を見渡すと東向の部屋に強い日差しが射し込んでいたことがわかる。
母自身では押せないナースコールを私が押し、看護師が来て下さった。熱中症に準じる処置がなされ、説明を乞うと、『朝の巡視でカーテンを開けて以降直射日光が入ったための症状』と言われた。こうなる予測はしていなかったということだ。


朗らかに過ごす目標が揺れてしまう。

先ずは、冷静で居られたこととひどい症状にならずに済んだことを受け止め、母の気持ちになって進もう👣

母の左手で会話をした日を思い出す😌