目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

回顧256【そうかん】

2016年10月も終わり間近の秋晴れ🌤️
外出許可をもらってお出かけ🎶🚗💨🎶
リハビリの先生に教わった病院近くの秋桜畑へ着くと、鮮やかなピンクのコスモス🌸✨山間から鳥🐦の声も聞こえる😃高い空には✈️が見え、思いっきり手を振る🙋
川沿いへ移動すると電車🚃も通り、ガタタンゴトトンといい響き🛤️
とても楽しいお出かけだった😄✨
移ったばかりの病棟でも、私だけの移乗は認められていて今まで同様に母と関われるのが嬉しい😃♿からベッドに移った母の背と四肢に体交クッションを当て、「また明日ね☺」と声をかけ病室を出た。

そして翌日、母の病室に着くと驚いた😱❕
すごい数の使用済みの吸引カテーテルが目に止まったから。母の表情も疲れているようだ。ゆっくりと手足をさすり「髪をとかそうね😊」と声をかけると急に咳き込み出した。吸引をやってみるが湿ったようなかすれたような咳が止まらない。ナースに代わると落ちついた😓
一時間後のリハビリは、♿に移り、廊下の突き当たりの窓辺で先生と話しながらのんびり😊
そこにソーシャルワーカーさんが来られ、在宅医療の困難さを詳しく聞いていると母の咳が出始めた。
リハビリの先生が「一旦、部屋へ戻って吸引をしてくる」と言われ、私達はその場で話し込んでいると廊下の先が慌ただしくなってきた。そして、主治医のT先生が走って母の病室に入るのが見えた。
部屋のドア越しに様子を伺っているとドアが開き「著しい酸素低下のため、気管挿管します」と言われた。
瞬時に、「お願いします」と告げる。
この前の病院だったら手遅れだったんだ…

約30分後、T先生に呼ばれて母の傍へ。
太い、酸素の管が口に入っていて大きなテープで固定されている。そして、苦しそうな小さな咳を繰り返している。
先生は、「この処置は長期的ではなく、タイミングをみて抜管をします。そこで酸素が安定すれば今まで通りだが、不安定だと気管切開になります。」と説明された。
覚悟は持っていた。持っていたが、母の姿は痛々しかった。
抜管が上手くいくのを祈る。
先生の尽力と母の生命力を信じて、「これからも自分でしてやれることをしていきます。よろしくお願いします。」と言うと、先生が優しい眼差しで大きく頷いて下さった😌