目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

回顧155【退院】

8日目は退院を自覚したように穏やかな息づかいの母☺
ショートステイでの暮らしがどんなに有り難いことかを裏付けされた入院だったと実感😃
意思表示が出来ない母の担当になった看護師さんもずいぶん、困られたことだろう。

病院では看護はあるが介護がないと感じることが多かった。当然なことだ。看護は病気、身体をケアすること。介護は心身と生活をケアすること。その切り替えは必要だけど、個人のリズムとしては切り離せないことが大きいと実感した。

9日目の朝、PEG交換の時間に訪室すると母の肩口に尿とりパッドがあった。血液の混じった唾液が染み込んでいる。痰吸引で口腔内が傷ついたのだろう。複雑な心境だ…。
もし、母が動けて話せるなら尿とりパッドは拒否したんじゃないかと思う。
尿とりパッドは便利だ✨それはわかる。
でも、パッドと見えない当て方もあるはずだ。

「退院よかったですねー☺️」と声をかけながら来られた師長さんに見たままの気持ちを伝えると、すぐに謝罪され、看護師を呼び手直しをしてくださった。

退院するのだし、ひとときの我慢をするのがオトナかもしれない。
私は、次の入院の場面や、母と同じような方が入院された場面に家族の心情に気付いてほしくて、その場で伝えた。
師長さんがすぐに受け入れてくださったことに感謝を述べて、病棟から内視鏡室へ移動。

PEG交換は、主治医のT先生が「無事に済みました、また外来診察でお会いしましょう😄」と心強く言って下さり、無事退院🚗

ショートステイでも「おかえりー」と言ってもらえてホッとする😌
ゆっくり、少しずつリズムを戻していこう😊