恩返し
今朝のワイドショーで。
3月に亡くなられた、山下弘子さんのシリーズを見た。19才からがんと向き合い、時間をとても大事に過ごした生き方に感銘を受けた。
未経験の私には辛いと思ってしまう治療や、ずっと離れることのない再発の不安、周囲との関係の築きかた、医師との情報共有等々、共感が大きい。
それは、私の母が脳梗塞からの遷延性意識障害を通じて得た感覚に酷似している。
生きてるうちに出来ることを、と介護の機会をありがたく過ごせた。
病気はなりたくてなるものではないが、『余命』を心に刻んだら、病気したことで発見すること、感じることはすごく感動が大きくて、色んな場面で幸せが増えていく。
山下さんが『生きて恩返しをする』と言っておられたことがとても意味深く、心に響いた。
母の足跡をここに投稿するのは、山下さんが『治験』について広めたいと活動されていた感情に近い。……と今朝、自覚した。
先ずは楽しかった思い出を記せるのが、主治医のT先生への『恩返し』と思っている。