目標と達成の積み重ね。

遷延性意識障害の母と過ごした7年を振り返り、今だから綴れるお話です😊

回顧70【協力者】

ショートステイの職員さんにも旅行の計画を告げ、色んな協力を得られて本当に助かった😃

熊本旅行の目標に、今出来ること💡
度々ドライブに外出し、胃ろう注入もさせてもらい、日々の体調管理もよくみてもらっていた。
が、明け方に冷えを感じる日、早めに面会に訪問すると、母が布団もかけずにベッドに休んでいて手足が冷たくなったいた😵
呼吸を確かめ脈をとり、頬をさすって表情の反応をみると異常はないようで、急いでマッサージして血行のを促す🌀🌀🌀

夜勤のオムツ交換で布団をかけ忘れたようだと
責任者が説明に来られた😅
そして、母用の巡視ノートを設け、夜勤の表面化を提案された😌
職員さんに手間をかけてしまうことに気が引けるが、きっかけのひとつをありがたく受け入れ、夜勤ノートが始まった☺
大きな支えがまた増えた😃

同じ時期には胃ろう注入の先端コネクターに汚れが詰まり看護師が爪楊枝でほじくってみたが、改善されない😞
翌週の定期受診で、主治医に相談する。
胃ろう全交換だろうと思ったが、先生は「先端コネクターがあればご本人の負担なくきれいになります😃」と言ってすぐに、あちこちに連絡され、医療機器の部品を手配して下さった✨

ああ、期待以上をしてくれる先生が見守ってくれて幸せだなあと思った秋の出来事😌

回顧69【高速道路】

9月には、映画『あなたへ』鑑賞。
片道90分の道のり、高速道路では母の変化に応じてちょこちょこ止まれないが、娘も居てくれるし、母自身も慣れたようだ🙌
近々計画している熊本旅行は長距離なので、少しでも慣れるようにどんどん出かけよう🎶🚗💨🎶

♿席で観る『あなたへ』は、母とドライブした平戸の景色が広がり、元気だった頃の姿を思い出す😊まさか、遷延性意識障害になった母の隣で、この心境になるとは想像もしてなかった☺

悔しいとか、虚しいというのではなく、懐かしいねと語り合える心境😊

映画が済んで最後に客席を立つと、声をかけられた😃定期受診している病院の看護師さんだった😃
『ご家族で映画に来られたんですか?どうやって⁉️』とビックリされた様子😁

身体は不自由でも娯楽は持てる👍
そして、その為の優遇も増えたように感じる。

映画も障害者割引だったし、高速道路も障害者割引で通行でき、ありがたい😌

しかし、無人料金所には少々手間取ってしまった😵💧

回顧68

8月末、車イス業者からの連絡💡
10月完成を目処に発注していたが、大幅に遅れるそう😞
理由もはっきりわからず、がっかりした。
自分のものなら黙って待つかもしれないが、母の♿は一刻も早く欲しかった😌
体調次第では、使用出来る時間が限られると覚悟があったから。

そのことを毎週通院する口腔リハビリのN病院でSTの先生に吐露すると、即、その病院に出入りしている業者を紹介して下さった。
早く制作にかかれるように、今回の業者は事情を考慮してくれる😃

翌週には計測とオプション選択や利便性を詳しく面談してもらい、次の週には、設計の方が直接、母の様子と自家用車の乗降を見て、より安全に改良します、と言われた☺

福祉に関わる業者でも、こんなに対応が違うのかと、嬉しい驚きだった😊

同時期の定期受診で、主治医に「気候を見計らって熊本旅行をしたい✨」と告げると、「安定状態です😃是非連れてってあげて下さい🙆」
と言って下さった😌
まだ先のことだが、先生の後押しがあると、不安なく、準備が出来た☺

ひとつひとつが楽しかった🎶

旅行が実現しなくても、この、準備が楽しくて、私のワクワクは大きくなった🎈

回顧67

2012年のお盆も過ぎ、残暑厳しい頃🎐
入浴の日にショートステイへ面会に行く。
施設内は冷房の設定温度が高いらしく、職員さんの汗ばんだ様子に労いの言葉をかけ母の部屋へ向かう。入浴の順番を待っている母の襟元に出血がある👀
どうやら不快感を表す不随意運動で、自分の爪で擦り続けた傷らしい。
母には綿の手袋をつけていたはずだが、入浴に備え職員さんが外していたと後程わかった。

出血を見てすぐに、傷のまま入浴では感染が心配なので看護師に相談すると「やけど虫が入ってきたんでしょうね。絆創膏して、シャワーだけにしましょう。」と言われた😵

や、やけど虫(アオバアリガタハネカクシ)⁉
それなら他の利用者さんも危険だから注意喚起が必要だろうし、母の傷は擦り傷としか思えないが……

傷を職員さんのせいにするわけではないからお互い素直に関わりたいだけなんだけどなあ。
意志疎通がないって、こんな思いにも耐えることなんだなあ。

この位の傷でよかったと気持ちを切り替えて、早く治りますようにとおまじない🌀✋

きっと大丈夫💪

回顧66【一転、複雑な心境】

8月初め、地元の花火大会を母と眺めた🎆
会場まで行かずに、近所の駐車場から遠巻きに眺める😃音の衝撃もなく、のんびりと眺めた二年ぶりの花火は今までで一番、嬉しい花火だった😊

数日後には四泊五日の在宅介護🏠
お盆中、兄達の協力もあり、順調だ👍
母にとって、兄妹が協力する姿や、楽しい会話は大きな喜びだと思う😊
本当にありがたい時間だ…

そう実感している時、ケアマネさんからの連絡があった。ショートステイが利用出来なくなった場合(レベルdownや、入所困難、看護師不足等々)に備え、特養老人ホームを予約すると言われた。要介護5の場合は優先されるそうだが、辞退も出来るから保険のつもりで、と助言もらうものの、在宅介護を希望している私は、複雑な心境だった😵

いかに、現在のリズムが恵まれているか、母の強さと、沢山の支えに恵まれているかを痛感した助言だった😌

回顧65

リハビリの先生の助言あり、♿は特注に決めた💡業者の採寸も済み、完成が楽しみだ🎶

梅雨明け頃の母は、上手に咳も出来て、時々しゃっくりもあって、トトロのようなあくびもあって、表情豊かなくしゃみもある😃左手で感情表現は変わらないが、不快の時に額や鼻を擦るようになった😵
かすり傷になるので綿の手袋をつけてあげる。

あ➰、本当に大きな赤ちゃんに思える😃

入浴やストレッチの後に、小さな氷やアイスクリームを含ませると、舌を動かして美味しそうにゴクンと飲んでくれる

久しぶりのショッピングモールに出かけると、エコ対策なのか、店内が暑く感じられた。母には効きすぎる冷房を心配していたが、暫くすると、顔が赤らみ汗ばんで熱がこもっているようだ。ヤバい😨

すぐ娘と協力し、車に戻りエアコンでガンガン冷やし、店内のファーストフード店で氷を手に入れ、濡れタオルを当て応急処置‼
その状態で🏥へ向かっていたが、ほどなく、母は落ち着いた😅

本当に、観察は大事と痛感した出来事🍧

回顧64【♿を観察】

定期の脳外科受診は異常もなく、仙骨部の傷については、褥瘡か褥瘡でないかの観察を促された。この一年、母の状態で、褥瘡が出来ていないのはすごいと看護師さんにも言われる。あらためて、栄養と身体介助、衛生面の重要さを感じた☺️
そこで、日中は離床させてもらう母用に♿購入を検討💡
ケアマネさんに相談すると、現在は介護保険で♿をレンタルしているが、購入は身体障害者補助を利用することになるそう。但し、身体障害者補助より介護保険が優先されるから、個人購入可と認められる理由が必要と教わり、褥瘡予防と移動手段の安全面に対応出来るようにと申請😌

後日、市の福祉関係から斡旋の業者が面談に来られ、日頃の使い方や不便さ、要望など、細かく伝えた。カタログも見せてもらったが、用途に応じ多種多様だった。ひとまず、業者の経験に任せて面談で伝えたことに沿うような試乗車を届けてもらうことになり、ワクワクした☺️

…しかし、数日後にショートステイに届けられた試乗車♿は本革のソファーみたいに豪華で座り心地はいいのだろうが、重くて大きくて、移動にもベッドの移乗にも不便だった。そして、母の背中は汗びっしょりだった👕💦
ショートステイの週一リハビリの先生は「自宅や会社でずっと過ごされる方向けみたい」と言われた。
私の伝え方がマズかった⁉😨
振り出しに戻った気分😖